文字の洪水に溺れながら

人生初心者、でも人生のハードモードぐらいを生き抜きたい人間。

他人が進めてる本は正直やばいよ、ぐっときすぎる。

2年くらい前までは本なんて書店行って自分のお気に入りの作者か見た目が気に入ったものを適当に買って読んで面白い!で自己完結していたけれども、この頃、
人が薦めている本から選ぶ本のすばらしさに気づいてきた。

たいてい薦めている本を読むと、真底、本当にやばいよ!てか今までこんなに面白いものを俺は見てなかったのかよ!と軽い自己嫌悪と読書陶酔(あまりにすてきな本を読んだ後に訪れる10分ぐらいの放心状態)に陥るわけだけれども、これってやっぱり勧めている人が真底面白いって思っている気持ちがそのまま当てはまっている訳なんだよね。
考えてみたらこれってすごいことなんだなぁとしみじみと思う。こんなにすごいのか!とかこんなに深い意味があるのか!とかって読んだ後の勧めてあった人のブログとか見ると再認識することも多いし、それを勧めている人はちゃんとそのすごさが完璧にわかっているわけだよ、そういう人の話を見るたびにうわー、俺ってまだまだすぎるって感じる。そしてその人の頭はいったいどうなっているんだという畏怖の念を感じてしまう(笑)

これなんかがまさに「そうだよね!全く同じ気持ち!」ですね
http://d.hatena.ne.jp/hasidream/20080727/1217184346
「本を読むことと、それにまつわる経験」

こういう関連性のあるものを続けて読んでいると、論理がつながっていく瞬間があって、「あー、あれがこうつながっているのか……」みたいなことがある。この時が一番楽しいわけだけど、その時こそ、既に誰かが踏破した後である事実に戦慄するというか……。すげー……って思う瞬間だなーとかぼちぼち分かるようになってきたよ。

勧まれた本を読むのって基本的に当たりという意味でものすごく効率良いんですよね。
自分で選んだのは6割ぐらいが当たりかなぁと思うんですが、基本的に人が薦めている本(本だけにこだわらないんだけど)は9割以上が当たりで何でこんなに効率よく当たり本に遭遇できるんだろうって考えてみたんです。
そうしたら、なんてことはない簡単なトリックがあって本を薦めている人は読書家しかいないんですよ。これマジで。

読書家だから他と比較できていい本だけお勧めできるんですね。
読書家だから胸張って自分の読んで良い!って思ったのを勧めれるんですよ。
で、少ししか本読まないやつは基本的に特定の本は薦めてこない、これは自分でも自信持ってます。(逆に言うと僕を籠絡したかったら本を薦めればいいです/笑)

最近だと師匠id:Gaius_Petronius様のおかげでゆっくりですが読み始めた水滸伝なんて、読み終わった瞬間に顔がにやにやしていることが自分でもわかる感じになっていますし(1巻読み終わるたびにペトロ様の該当のページのブログを読んでさらにニヤニヤするのが至福になってます)、リアル友人が話してくれたロバートキヨサキ、金持ち父さん貧乏父さんなんかも価値観ひっくり返されたし、もう読書っていつまでたっても最高のエンターテイメントを提供してくれるよ、そしてそれが作者だけじゃなくてそれを紹介してくれた人も一役買っているって思うだけで感動だよね、本当に。

電通「鬼十則」 (PHP文庫)

電通「鬼十則」 (PHP文庫)

この本の中程の方に乗っているけど

本を読むことは、人間の脳のビタミン剤である。私は本を読むことが趣味という人を信用しない。読書は趣味ではない。人間にとって必須のビタミン剤なのだ。

俺も「趣味?バドミントンとアカペラですよ」とかいいながら毎日1冊以上読める人間にならないとと切に思う。そうしたらきっと、他の人にも胸を張って最高の本を薦められるだろうから。