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文字の洪水に溺れながら

人生初心者、でも人生のハードモードぐらいを生き抜きたい人間。

計算力をつける

みなさん、計算してますか?
僕は個人指導のバイトをしているのですが、この頃考えるのが基礎計算力をどうやって鍛えるかということです。
ちなみに以下の計算力を鍛えるメインの対象は数学が苦手と言っている中高生です。

計算力の必要性

計算力?そんなものエクセルで一発だ!
こんな声も聞こえてきそうですよね。
そう言われるのもわかります、でも小学校から大学までのテストではパソコンもましてや電卓も持ち込みは不可なんです。この頃アニメの中で当たり前のように見ることになっている一人一台のノートパソコン、これはまだまだ夢物語なんです。実際は鉛筆が高性能シャープになったぐらいでひたすらに紙に計算をしています。
そう、こんな状況では計算力はテストの点に直結します。

だからこそ計算力は必要です。

この計算力とは特殊な計算ではない

こういう事を書くと必ずインドの例を持ってきて20かける20を覚えるといいとか
ここら辺の本

の内容を丸暗記して暗算をすばやくできるようにするとか、そろばん教室に通わせようとか、そういう意見が出てきます。

もちろんそれを全てできたら素晴らしいです。劇的に計算スピードは上がりうはうはです。でも今回言いたいのはそんなことじゃないのです。今回言いたいのはもう少し当たり前のことです。

小手先の計算方法だけ覚えても数学ができない子には大して意味はないです。
もっと根本的な計算の仕方を変えるべきだと僕は言いたいのです。

計算ミスで20点は落としている

中学生や高校生に数学を教えていると気づくのは、数学が苦手な子のほとんどは計算が苦手ということです。本当に苦手なんです。微分がわからないとかそういうレベルではなく基礎計算が異常に時間がかかる、それでいてミスも多い。そして、そういう子のテストを見ると基礎計算がしっかりできればと仮定するだけで20点は絶対に上がるんです。

普通の学校であれば私立であれ公立であれテストの点数の割り振りの内容はだいたい同じです。

基礎計算で30点
標準応用問題で50点
難問応用問題で20点

こんな感じです。

そして普通なら基礎計算ができて少し対策すれば50点は行きます。これは何故かというと基礎計算の30点が確実に取れるからです。しかし勉強してるのに悪いという子はたいてい40点前後なんです。これは基礎計算が15点分しか取れてなかったりするからなんです。基礎計算ミスの15点とそのプラスアルファで標準応用も5点は上がるので足すと60点です。そして数学が苦手という子はこれぐらいの点数を取るととても喜びます。

この40点と60点の差、それこそが計算ミスです。

計算力をつける4つの基本

  • 四則演算

まずは足し算、引き算、掛け算、割り算の計算を徹底させます。中高生問わずここが計算遅い子の原因のことが多いです。実際にこれだけのテストをしてみると92点などミスが多発します。たった100問中8ミスだと感じるかもしれませんが、これは学年が上がるにつれて致命的になります。一つの問題を解くのに何回も四則演算を行うので、結果として点数が上がらないのです。四則演算のやり直しは高校生からしたら屈辱と感じるかもしれませんがここを如何にして説得するかが講師の腕の見せ所だと思います。僕は「これをしたら絶対に延びる」と熱意をもって伝えることをしています。王道ですが数学をあげたいと言ってる子には一番の方法だと思っています。ちなみに100マス計算が練習法としてはお勧めです。

  • 暗算をしない(紙に計算)

数学が得意な子は別にいいのですが普通の子は必ず手で書いて計算させます。2桁×2桁なんかが特にそうです。一瞬でできないのであれば繰り上がりのあるなしにかかわらず2桁+2桁の計算でも筆算させます。頭の中の計算はひどく曖昧で遅いです。手で書くことによって頭で考えるということを減らします。頭で考えた10秒よりも手で機械的に答えさせた5秒の方が絶対に確実です。これは結果として計算ミスの激減につながります。

  • 省略しない

方程式を解くときに多いのですが2つ以上のことを一度に行替えで進めていたら注意します。変に省略すると頭の中で計算した数を覚えなくてはいけず計算ミスの確率がアップします。具体的に言うと
-2(x+3)=11x-5  という計算を一発で
-13x=1   なんてしていたら要注意です。ここは
-2x-6=11x-5  と必ず書かせるべきです。
これは「とにかく頭の中での暗算を減らす」というポリシーを基にしています。
暗算よりも機械的な手による計算
これは数学が苦手な子には確実かつ絶対な方法だと確信しています。

  • 丁寧な字

言うまでもないですが汚い字だと計算ミスが上がります。丁寧な字は見直しのときにも大活躍します。4を適当に書きすぎて9と勘違いしていたなんていう話は腐るほど存在しています。計算用紙に計算する時も最初のうちは丁寧に書かせるようにします。数学だけは見栄えが良いノートを作ってる子でできない子はあまりいません。(他の教科ではノートを綺麗にするのに躍起になって伸びない子はたくさんいますが・・・。あと別に汚くてもできる子もたくさんいます。十分条件なだけです)

まとめ

要するに言いたいことをまとめるとこうです。

超基本の計算を完璧にする。それ以降の計算は書き残しでその超基本の計算を繰り返すだけにする。

たったこれだけです。これを徹底したら計算ミスがみるみる減っていきます。
実はこれって数学が少し得意だった人はすべて当たり前のことなんじゃないかなと思います。
でも、この当たり前って実は教わった覚えがないんですよね。
数学が得意なことそうじゃない子の差は数学脳とか以前にここが多分に影響しているような気が僕はします。