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文字の洪水に溺れながら

人生初心者、でも人生のハードモードぐらいを生き抜きたい人間。

ワークライフバランスを考えた会社員の落とし穴のお話

 就職活動セミナーに参加して面白い話を聞いた。簡単に言うとできる人が家庭を大事にできる仕事をえらんだはずなのにそれが叶わなかったというお話である。

あるAさんのお話

 Aさんは就職活動を通して複数の内定をいただくことになった。ここで重要な前提として複数の内定をゲットしたことからわかるように彼は仕事ができて、優秀な人材であることを述べておく。彼は最終的にワークライフバランスを重要視したため、給料が安くても自分の余暇の時間が多い会社を選択することに決めた。

 最初のうちは彼は幸せだった。仕事に忙殺されることはなく、定時に帰宅してゆったりとした生活を送ることができたからだ。もともと優秀な彼は与えられた仕事以上の成果をだし社内からも信頼されるポジションとして認識された。

 だが、ここから彼の当初の思惑とはずれたことが発生し始めた。優秀であると認識されてきたがゆえに彼は多くの仕事を割り振られるようになってきたのである。それでも優秀な彼はその仕事にしっかりと結果で応えていった。だが、彼が頑張れば頑張るほどだんだんと仕事量は増加していったのである。

 最終的に彼の仕事量は彼のキャパシティーを超えてしまうレベルにまで到達してしまった。そうして彼は皮肉なことに、仕事に明け暮れる生活を避けたいと思ってこの会社に入社したのに、なぜかその避けたいと思っていた状況に陥ってしまっていたのである。

 そして更に最悪なことは、最初に内定選択のときに断った激務の会社(と言っても今のAさんと同程度の仕事量なのだが)と給与を比較するとAさんが入社している会社のほうが著しく低いのである。

結局Aさんは安い給料で激務に追われてしまうという最悪の状況に陥ってしまったのである。

Aさんが気づいていなかった要素

この話を分析してみると次の要素が重要であろうと考えれる。

1、優秀であるということはどこで働いていても仕事は大量に回ってくるものである。

2、ワークライフバランスはすべての企業が善意として行っているわけではない、中には優秀な人材を集めるための撒き餌のように利用されている場合もあることを忘れてはいけない。

3、キャリアは数年単位のみで考えてしまうと思わぬ落とし穴が待っている。キャリアは変化することが前提のものであり、最初が良くてもこの先にずっと安泰であるという保証はどこにもない。

Aさんのようにならないためには

ここでAさんはどのようなことをしておけばこのような状況にならなかったのかを考えてみた。

・優秀であるということを捨てる、つまりワークライフバランスを通すためにある程度の企業内でのただ乗り成員になることを目指す。

・優秀であることを捨てなければ『断る力』を身に着ける。勝間氏の提唱する『断る力』を身につけ、自分のできる範囲のことは最大限貢献するがそれ以上のことは行うつもりはないということを外にも発信できるようにする。

・はじめから仕事量で会社を選ぶのではなく、どこかしらで働いた後にライフハック等を活用し、自分の環境でできるワークライフバランスを作り上げる。

まとめ

安易に仕事が楽そうだというだけで会社を選んでしまうのはやめた方がいい。同じ理由で仕事が厳しすぎそうだという理由である会社を敬遠してしまうのもやめた方がいい。ひとつ確実にいえることは就職すると決める前にその会社の人の複数人(できれば年代もばらついていたほうがいい)から仕事の実態を聞かなければワークライフバランスを実行できるかどうかなどわからないという事だ。