文字の洪水に溺れながら

人生初心者、でも人生のハードモードぐらいを生き抜きたい人間。

現代人類学の諸問題

Globalizationと文化変容

文化変容とは文化の(再)創造のことである。
他者の目によって自分たちの文化の価値を再発見、再創造する。

その最たるきっかけとなるのが「観光」
観光人類学なんてものまである、1970s〜からでてきた。

バリ島の実例

1940年代には欧米はバリ島を「楽園」として、維持させようとした。自分たちの期待する楽園を演出した。つまり「他者の期待するイメージに沿う自分化の再創造をうながした」西欧が期待するイメージに自らをあわせるバリの「バリ化」が進んだ。ミードは新しいバリの政治的な目覚めや社会変化よりは古いバリの伝統文化やバリ人の心理学的な性格に関心を示し。このバリ化のプロセスに荷担した。(中村1990)

観光芸能

このような中で観光芸能という新しいジャンルが誕生した

バロンダンスの実例

魔女ランダと聖獣バロンの戦いをモチーフとしたダンスで、悪魔払い儀礼の一巻として行われるチャロナラン呼ばれる儀礼劇を単純化したものである。その中での、自分に刃を突き刺す栗栖ダンスは創作である。

ケチャの実例

ケチャワルター・シュピースがバリの人々と協同で、今まであったサンヤン・ドゥダリにラーマヤナ物語をを結びつけ、一個の観光用のスペクタクルに仕立てあげた。

観光→破壊?→伝統文化
観光→刺激→伝統文化 共同的(再)創造

The Invention of Tradition

Hobsbaum&Ranger(1983)
The Invention of Tradition

私たちが考える伝統というのは思った以上に作られている事が多い。
例:年賀状
年賀状は日本の伝統行事です
でも、実際は郵便制度が整ってから出来てるはずなので歴史的には新しい。こういうのが多い事を指摘したのが「作られた伝統」The Invention of Traditionである。

United Kingdom
England + Wales(16C後半)
+ Scotland(18C初)
+ Ireland(19C初)

「伝統」文化という表記
自分がそう思ってるのではなくいわゆる多くの人が伝統と思ってるときに「」がつけられる。