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「ドグラ・マグラ」についてのまとめのまとめ

ドグラ・マグラ」を読み終わった!

夢野久作の代表作である「ドグラ・マグラ」を読み終わりました。
まず、最初に宣言させて欲しいのは、確かに言うまでもなくこの本は傑作だということです。

日本探偵三大奇書と呼ばれるのは読み終えてしまえ当然のことに感じます。この奇天烈かつ幻想耽美さが半世紀以上前の作品と思えばなおさらですね。この作品がすばらしいと思うのは、「ドグラ・マグラ」を読んだ後に、誰かと「ドグラ・マグラ」について語りあいたくなるところじゃないでしょうか。そういった意味で、比べるのは甚だ不誠実なのは覚悟だけども「ひぐらし」や「テレビ版エヴァ」と言った作品に読後感が似ている気がしました。

まぁ、ただ残念かつ、当たり前のことに、「ドグラ・マグラ」を同時期に読み終わった人なんてほとんどいないんですよね。ただでさえ、昔の本だし、ただでさえこんな表紙しているし、
LINK
ただでさえ、「本書を読破した者は、必ず一度は精神に異常を来たす」なんて言われてますし。

というわけで、僕は読み終わった後にネットで「ドグラ・マグラ」についての書評とか読み漁った口なので、これから読み終わった人のためにも、面白かった*1サイトとかまとめておきます!というのがこの記事の趣旨です。ただ、一応ネタばれは全力で避けてます。

では以下どうぞ

ドグラ・マグラについて扱っているお勧めサイト一覧

wikipedia
最初に言っておきます、ここを読んだら駄目!絶対!
面白くもないくせに、大した満足感も得られません。
wikipediaを見るくらいなら下で紹介しているアンサイクロペディアの方が100倍マシです。

アンサイクロペディア
一応、説明しておきますがアンサイクロペディアとはwikipediaのパロディであり、書いてあることはほとんどが嘘のネタサイトです。
が、どうした?ってぐらい「ドグラ・マグラ」に関しては記事が秀逸です。「ドグラ・マグラ」の雰囲気を伝えることに成功しているばかりか、アンサイクロペディアの癖に本当のことを堂々と書いてます。

松岡正剛の千夜千冊『ドグラ・マグラ』夢野久作
よく書評に書かれがちな簡単なあらすじというものをお探しならこちらの書評をお勧めします。さすが千夜千冊の松岡氏、ドグラ・マグラなる奇書もしごくあっさりまとめているのは感服します。ただ、あんまり読み終わった後に読んでも得られるものは少ない気がするのは気のせいかな。

とある元映写技師の日常 「ドグラ・マグラ私的覚書」
今回、強くお勧めしたいサイトです。ドグラ・マグラの最大の特徴である複雑な構造をもう一度頭で整理するためには最適かと思います。作中作の題名ごとに何が書いてあったのか、また現実上ではなにがおきていたのかを、必要不可欠な情報量でまとめてあります。この手腕には感服します。このサイトを「ドグラ・マグラ」読了後に読むだけで大分理解の深さは変わってくると思います。ただ、最後の最後まで書かれていないのがたった一つであり致命的な欠点であったりします。

ドグラマグラによっていかんね!
ここは上記の私的覚書を読まれたあとに、訪れると良いと思います。「ドグラ・マグラ」の様々な内容に一つ一つ鋭い考察を行われています。「ドグラ・マグラ」に関してのポータルサイト的な役割も果たしていそうです。ただし、「ドグラ・マグラ」の内容を深く理解していなければ、この素晴らしい考察群の楽しみも減るだろうな、という事であえて一番最後に紹介させてもらいました。

あと、ネタとして

圧縮ドグラマグラ

夢野久作ドグラ・マグラ』を形態素解析マルコフ連鎖で圧縮してみました。

との事ですが、内容は伴ってないくせに確かにドグラ・マグラらしさは現れているとは思います(笑)

最後に

最後に個人的にこれからドグラマグラを読もうとしている方に一言
読んでいて前半部のつらさは尋常じゃないですが、後半になれば一気に頁が進みます。なので、それまでは(もし読み続けるのがつらいと感じたのなら)じっくりとではなく、あっさりとした読みで構わないと思います。是非、「ドグラ・マグラ」を通しで読むという貴重な体験を味わってください!

*1:コメントでご指摘あったので補足します。この場合の面白いの定義は、一度読み終わった上での再解釈を助ける、またはドグラ・マグラ特有の空気感を引き続いて感じることのできる事を意味しています。