組織の中で評価されるコストパフォーマンスの良い課題
本記載の目的
MBOシートを書かなくてはいけなくなったので、 とりあえず頭の整理がてら何を課題とすべきかの 決定思考のポイントを一旦文章として整理する。
概要
コストパフォーマンスが良い課題は 「課題として顕在的で、解決が難しいと考えられていて、解決が簡単なもの」 「課題として潜在的で、解決が簡単なもの」 である。
詳細
組織で良い評価を出すために重要なものは課題だ。 知っての通り定常業務を回していても良い評価は出ない ※余談だが、成果と評価を混同してはならない。 今回はあくまでも評価を上げるためのテクニック論で、 組織に真に貢献する成果を目指すなら効果という観点が加わる。
課題には何個かパターンがある。
パターン分けをする観点は
・顕在的/潜在的
・一般的な困難度の感覚値
・事実としての困難度
つまり列記すると
1.課題として顕在的で、解決が難しいと考えられていて、解決が簡単なもの
2.課題として顕在的で、解決が難しいと考えられていて、解決が難しいもの
3.課題として顕在的で、解決は難しくないと考えられて、解決が簡単なもの
4.課題として顕在的で、解決は難しくないと考えられて、解決が難しいもの
5.課題として潜在的で、解決が簡単なもの
6.課題として潜在的で、解決が難しいもの
となる。
この中で評価値が高くなる順で記載すると
1=2≧5=6≧3=4
※属す組織によって5=6の場所は異なりえる。
更に問題の解決にかけるコストは2より1の方が少なくて済むし、 同様に事実としての解決難易度から4より3、6より5であると考えられる。
以上からコストパフォーマンスの良い順を定義すると 1≧5>2≧6>3>4
つまり
1.課題として顕在的で、解決が難しいと考えられていて、解決が簡単なもの
5.課題として潜在的で、解決が簡単なもの
2.課題として顕在的で、解決が難しいと考えられていて、解決が難しいもの
6.課題として潜在的で、解決が難しいもの
3.課題として顕在的で、解決は難しくないと考えられて、解決が簡単なもの
4.課題として顕在的で、解決は難しくないと考えられて、解決が難しいもの
となる。
ここでポイントとなるのは2つ。
1つめ:5の、課題として潜在的であるものは、アピール次第で1にも3にも転ぶ可能性がある。そのためオープンの仕方は気をつける。
2つめ:3に飛びつかない。解決が簡単だからといって飛びついても、そんなことより本業しろの流れに陥る。
自分自身の特性としては、あとは自分にとってその課題が真に課題であると腹落ちすることが必須だと思うが、 それはコストパフォーマンスが良いかどうかとは別の観点なのでまたの機会に記載する。