文字の洪水に溺れながら

人生初心者、でも人生のハードモードぐらいを生き抜きたい人間。

金が無いけれども遊びたい世代には普通なこと

「メディアにおカネは使いません」 15歳の英高校生の報告が反響

確かに一人暮らしを始めるまで自分もそうだった。
でも、これは賢いというよりも必然的にそうならざるを得なかったという側面が強い。
中高とメディアにどっぷり侵されていた時にはネットメディアは無料で何かを楽しむための場だった。
日常では味わえない刺激(それは無料の箱庭RPGだったり現実世界で調べたら引かれるような情報収集だったり、当時は胸がドキドキするようなアダルト系だったり、winny系のソフトで俺すげーとかするようなものだ)

で、バイトという収入源を確保したらネットという環境はそうではなくなった。

結論からいえばお金を払って手に入れた情報の方が使い易いことが多いからだと思う。
もし僕が高校生ならニコニコプレミアムなんて狂気の沙汰としか思えないけれども、今は真剣に入ろうか考えるようになっている。はてなにだって毎月100円単位ではあるけれどもお金を落とすようになった。高校生の時には必死でヤフーでHPをたて、広告がうざいとか言ってすぐに必死に無広告のただのサーバー探して設定とか勉強して・・・と頑張っていた自分が懐かしい。

自分が1時間働いたら簡単に出てくるお金は簡単に消費に回される

一つのwebサービスに100円程度(それも積もれば結構な額にはなるけれども)はもはや自分には痛くないと思っている自分がいる。だから、単純にメディアにお金は使わないという高校生はそのメディアに払うお金の価値が高すぎると思っているだけだと思う、実感的に。なぜなら今の僕の経済状況なら月額100円は大したことないのですぐ払おうと思うけれども月額315円は少し躊躇してしまうからだ、ケチだね、自分。

逆にいえば就職すれば月額315円も多分、大したことないので払おうという気にもなると思う。そう考えたら低年齢にお金を出させるシステムは異常なまでの薄利多売形式に落ち着かなければならないはずなので、そりゃーまぁ、ビジネスプランとして成功するには難しいはずだと思う、ただでさえ母集団も少ないというのに。

ふと思ったのだが、規則上は18歳以上しかいないMixiが急に課金制に移行したら、いったい月額いくらぐらいならユーザー数は減らないのだろうか、少し気になるところではある。個人的には50円程度で3か月パックとかなら、まぁ、ありなのかなとか、なんとか。もっともwebサービス=無料の方程式も強いので1円でも課金制が始まるとやめる人は続出するのかもしれないけれどもね。

少し、昔のことを思い出して懐かしかった。