文字の洪水に溺れながら

人生初心者、でも人生のハードモードぐらいを生き抜きたい人間。

自己啓発本を読む上で一番必要なこと

あなたは自己啓発本、ビジネス書って読みますか?

自己啓発本やビジネス本ときいてあなたはどんなイメージをもちますか?
それらの類の本は読んだことのない人には一見難しく見えますが、読み方さえ間違えなければ実はとっても面白いジャンルの本です。

普通の小説が必要不可欠な食事としたら、自己啓発本は栄養ドリンクです、サプリメントです。
必ずしも読まなくてもいいけれども読んだ後に元気がでます、「よし、がんばろう」という気持ちになります。
自戒の意味もこめて今日は自己啓発本の読み方などをまとめてみたいと思います。

参照は
日経Associe 2008年8月5日号 ビジネス書読書術
http://business.nikkeibp.co.jp/article/nba/20080711/165170/
とかその他経験等

なぜ読むのかという理由を常に心の中に持って読む

まず自己啓発本を読むときに必ず必要な心構えとして「何のために自己啓発本を読むのか」という目的意識を持つ必要があります。
少なくとも自己啓発を行うということは自分自身を改善するということと同義ですよね。ということは何か今の自分の変えたいところがあるはずなんです。そこを意識するかしないかが自己啓発本の読書効果を左右します。もちろん、それはどんな些細なことでも汚いことでも良い。

  • 自分の時間を増やしたい
  • 所得を増やしたい(自給が高いバイトに勤めたい)
  • 出世がしたい
  • 異性にモテたい
  • コミュニケーションを上手になりたい

とにかく自己啓発本を読んだら自分はどんなところがスキルアップできるのかをまずはじめに決めましょう、なぜなら頭の中で「ここに書いてあることをしたらこんな風に良くなれるな」と想像しながら読むことがとても重要になるからです。
慣れるとRPGのレベルアップを楽しみにする気持ちで自己啓発本を読めるようになります。

本の選び方

なぜ自己啓発本を読みたいのかという理由が決まってしまえばどんな方向性の本を読むのかが必然的に決まります。時間を増やしたかったら書店で題名に「時間」とか「効率」等と書いてある本を買えば良いし、コミュニケーション力が欲しければ「対面」とか「話す力」とか書いてある本を買って読めばいい。
とにかく自分の求めるものに付随するキーワードからさぐりを入れて書店で選ぶと良いです。
ちなみにキーワードである程度ピックアップした後の選考の基準は僕はこんな感じです。

  1. ぱらぱら読んでみて読みやすいか、読み終われそうか
  2. ネットや読み終わった人などの評判はどうか
  3. 書店ではどういう風に置かれていたか

1はまず自分がこれだ!と思った本があったらそれを買うべきだと思うからです。直感に勝るものはありません、自分で決めれば愛着もわきます。もちろん名著だ名著じゃない等はビジネス本にもありますが自分と合わなくて読みづらかったりして読み終われなかったら買う意味がありません。
2は特に説明はいいとは思いますが、読んだ人の生の声は一番の参考になるからです。もちろん、人によってあう、会わないはあるとは思うので一概には言えませんが複数人が褒めていたら呼んでみる価値はあるでしょう。
3の意味ははたいていPOPが添えられていたり、平積みにされている本は人気が高い本なのでそれを選ぶ方が良いということです。自己啓発本は内容がすばらしいと言うだけでは実は人気は出ません、それにプラスして読みやすさというファクターが必要になります。自己啓発本で言えば人気というファクターは意外と馬鹿にできません。どうせ読みやすい本があるならそれを選んだほうが得です。

読みたい情報だけ読む

本も決まり、いざ読み始めたというところで大事になるのが、わからないところは飛ばすことです。つまらないところは飛ばすことです、読みたくないことは読まないことです。
小説とは違い自己啓発本はあまり全編を通してのストーリーはありません、細かい論理関係は多いですが(このデータからとか)退屈な4ページとか飛ばして読んだところでまったくわからなくなるということは皆無です。正直な話、実例などが長い場合は20ページぐらい飛ばしてもぜんぜん大丈夫な時もあります。
今、自分の中では「ここを改善したい、こうなりたい」というコンパスが頭の中にあります。
そのコンパスがこれは必要なさそうだなと判断したらさっさとコンパスが指し示す場所まで行っちゃいましょう。
これをするとご飯で大好物だけ食べれば良いというような素敵なことが起こります。しかもデメリットはなし、栄養に気を使わなくてもOKです、必要なサプリメントだけ摂取しましょう。
自己啓発本はどんな読み方をしても迷うことは少ないです、自分の本なんだから好きに読みましょう。僕は太字やタイトルだけ読んで気になるところだけ読むとか、後ろのまとめを読んでから最初のほうを読むとかは良くやります。

読んだ後に

自己啓発本は実は読んだ後が一番大事です。
今、あるビジネス書を読み終わったとしてここであなたはコンパス示す目的地に何個もたどり着いたはずです。その自分の目的にあった知識をぜひ実行してください。
この実行するということ、これが一番大事なことなんです、ここで初めて目的達成です。

結構多くの人間が勘違いを起こしますが自己啓発本は読むことが目的じゃありません、これは手段です。自分のレベルアップが目的だったんですよね?
知っていることとやることは天地の差があります、いくら知識を手に入れたとしても実行しなければ知っていないのと何も変わりません、いや、むしろそのために時間を書けた分、何もしないよりも損したりしています。
実行して、続かなかったらいいんです、別に絶対無理ということを無理やり続けていやな気分になることもない。ただ10個の有用な知識*1を実行して1個でも自分の身についたとき、それはものすごく効果を発揮します。だって自分の人生の問題点をひとつ解決したってことですから。

また、慣れてくると自分の手にいれた知識を何か形に残るように書き出すと、読書効果は倍増します。いわゆるインプットしたものをアウトプットするということです。マインドマップでも良いし、箇条書きでもいい、僕なんかは半分それが目的でブログを書いたりもしている。とにかくその自分だけの重要点を簡単に読み返しておけるようにしておくと確実に知識は身についていきます。まー逆に言うとなかなか、一回読んだだけのものは身につかないってことなんですけどね。

なんにしろ、読まず嫌いで敬遠していた人は一度、手を出してみても良いんじゃないのかな?と思います。

追記

この記事書いた原動力となったのは僕の大好きなサイトの一つの
「遥か彼方の彼方から」にあった
学生必見。夏休みを後悔しないために読みたい5冊の本
http://d.hatena.ne.jp/tek_koc/20080728/1217227237
を読んでです。
具体的なはじめの一歩的な本を探すときに参考にすると良いかと。
ちなみにここで紹介されてる成功学キャラ教授はサイン本持ってるくらいの僕のバイブルです(笑)あと、この頃年収10倍アップも読んだのでエントリをかけたらなぁとも思います。

*1:安心してください、たいていの自己啓発書には10個ぐらいの技術はすぐに集まります